たいちゃん母

Gray to rainbow color 境界知能の息子を持つ母のポジティブ日記

特別支援学級に通う息子の宿題

こんにちは、たいちゃん母です。

今回は、特別支援学級に通う息子が普段している宿題についてお話したいと思います。

只地域や学校、子供の能力によって内容は違ってくると思いますので、あくまでご参考程度にしていただければ幸いです。

 

現在6年生のたいちゃんは、漢字プリント、計算プリント、算数の授業の基礎問題、簡単な国語の問題、普通教室の算数の宿題をしています。

文字にすると何だか多く感じますが、内容は本人のレベルにあっているようでスイスイ出来るようにしてもらっています。たいちゃんも苦ではないようです。

1つ1つ詳しく説明していきます。

 

〇漢字プリント

4年生の漢字をしています。

やり方は漢字ドリルをノートに写すのではなく、漢字テストのようにひらがなを漢字になおすタイプの問題をしています。

じどうかい とフリガナが書いてあって、横に児童会と漢字になおす。

 

2年生までは、普通教室の子と同じように漢字ドリルを、漢字ノートに書いて覚えるという宿題をしていましたが、文字を書くのが苦手なたいちゃんは、写すことだけで疲れていました。

漢字ドリルを写すのに1時間かかっていて、書く練習にはなっていたのかもしれませんが読めないような字で書いていて漢字も全く覚えられない状態でした。

それで支援の先生に相談してやり方を変えてもらいました。

やり方については、支援の先生とたいちゃんが相談した結果、3年生から今のスタイルになりました。

 

覚えたい漢字だけを練習でき、以前より漢字を覚えることができました。

たいちゃんにはとてもあっていたと思います。

以前は1時間かかってドリルをしていましたが、今では10分程で終わりますし、その場で答え合わせとお直しをしながら再確認出来ているようです。

 

〇計算プリント

1桁の掛け算問題が4問、ひっ算の足し算問題が1問、ひっ算の掛け算問題が1問、ひっ算の割り算の問題が1問、帯分数を仮分数に変える問題が2問

といった感じで今までしてきた計算方法を忘れないために簡単な基礎問題が出来るプリントを1枚しています。

 

こちらのプリントは支援担当の先生が作ってくださっている問題で大変ありがたいです。

たいちゃんは、図形などの単元が続くとすぐに前にやった計算方法を忘れてしまうので、基礎の計算プリントをコツコツすることで計算の単元に入ってもスムーズに計算に移れました。

支援担当の先生が変わられたときは、こちらのプリントはなくなり簡単なワークを買ってきて毎日1問ずつさせていました。

でもやっぱり、宿題で出てくれると本人のやる気も変わるので本当にありがたいです。

こちらのプリントも10分程度でできる問題です。

 

〇普通教室で学んでいる算数の基礎問題プリント

こちらは、授業でしている基礎の練習問題です。

ほとんど答えがかいてあって、やり方を理解させる問題を1問解いています。

こちらは5分程でできます。

 

〇簡単な国語の問題

たいちゃんは、国語が苦手なようです。

6年生ですが、1年生の問題をしています。

絵をみて絵の名前をカタカナで書く問題や、ひらがなで文章を写す問題などをしています。

こちらは10分程度でできます。

 

〇普通教室の算数の宿題

その日に出されるプリントや、計算ドリルをチャレンジしています。

難しい問題は、パスしてもよいことになっています。

できる範囲で頑張っています。

問題によって時間はまちまちですが、10分から1時間程度でできます。

 

 

毎日の宿題はその年の支援担当の先生によって、内容は変わりますが、基本たいちゃんのレベルにあった宿題が出されます。

たいちゃんは学習塾には通っていませんので、担当の先生によっては少なくてもっと宿題出してほしいなあと思うこともありましたが、毎日楽に続けられるレベルでいいのかなあと6年間通して感じました。

だって、学校で十分頑張ってきてますもんね。

遅れているとついついみんなに追いついてほしくて、頑張れ頑張れとなってしまいますが、大事なのは毎日楽しく過ごすことの方だと思いますので、これからもたいちゃんの笑顔を大切にしたいと思います。

 

また、6年間で感じたのは、継続は力なりです。

1年生の時は、簡単な足し算や引き算さえできなくて、たいちゃんも私も苦しくてしんどい思いをしていました。

こんな基礎ができないなんてこの先どうすればいいの?と落胆していましたが、その時無理して時間をかけなくてよかったと思います。

出来ることを出来る範囲でコツコツが結果的に実力につながるんだと実感しました。

 

まあ何より、たいちゃんがあきらめずコツコツ頑張ってくれたからこそ、そう振り返れるんだと思いますが。

本当にたいちゃんは頑張り屋さんです。

 

最後にひとりひとりお子さんのタイプは違うと思います。たいちゃんは、たいちゃんのペースで頑張っています。どうか、お子さんの宿題で悩まれている親御さんがおられましたら、まずは支援の先生に相談してみてはいかがでしょうか?

その子にあったやり方で進めてくださると思います。

そしてお子さんも親御さんも苦しまず笑顔で毎日が過ごせますよう心から願っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。