なぜ学校に行かないといけないの?
こんにちは。たいちゃん母です。
現在普通学校の特別支援学級に通う小学6年生の息子を持つ母です。
最近休みがちな息子から、「なぜ学校行かないといけないの?」と聞かれることが増えました。
確かに、なぜって疑問に思う事は不思議な事ではないと思います。
中学生までは、義務教育と日本の法律ではありますが、これは、親に課せられた義務で子供に課せられたものではないようです。
たいちゃん曰く、
「コロナでしばらく家庭学習してたし、家でできるのであればいかなくてもいいんじゃないの?」
またたいちゃんの学校では、どうしても登校できないお子さんに、登校のきっかけになればと一部の授業をZOOMで参加しているお子さんもいらっしゃるようで,
「だったら、僕もZOOMがいいなあ」
からの「学校行かなくてもいいんじゃないの」と考えるようになりまいた。
そこで、そもそもなぜ「学校に行かないといけないのか」について話し合うことにしました。
まず、学校に行かなくてよい国がある事について話しました。
ある貧しい国の子供は、家の手伝いをしなくては生活できないので幼い子も一緒に働いて生活を支えています。
しかし学校で習うはずの知識がない為、大人になっても親と同じ安い仕事につく事しかできず貧しい生活から抜け出すことができません。
また、文字が読めないために危険な場所であることなどの注意書きなどにも気が付くことが出来ず命を落とすこともあります。
それに引き換え日本では、どの家庭の子も平等に学ぶ権利を与えてもらっているため、家庭の事情で子供を働かせることなく中学校までが義務教育として学校へ行くことができる。
義務教育の制度は、大変ありがたいね。
また、家庭教育が可能かについては、学校ではその道のプロである資格を持った先生が教えてくれるけど、自分ひとりで学習するのは大変だし、お母さんは、プロではないので上手に教える自信がないし、家庭教師や通信教育などに頼むお金が申し訳ないけどその余裕は家にはない事を伝えました。
学校へ行くメリットについても、話合いました。
学校では、毎日新しいことをプロが教えてくださる。
理科の実験や、図工など家ではなかなかできない実習ができる。
授業中ほかのお友達の発表を聞くことで、自分と違う意見がある事を知ることができる。
色々なお子さんがいることで、世の中にはいろいろな人がいることが分かる。
お友達と出会うことで、同世代の子の流行りなどの情報が自然とわかる。
学習以外にも給食や、様々な学校行事や、いじめや、先生の理不尽さも含めて、学生時代に周りのお友達が当たり前に味わう体験を共有することができる。
最近、学年が荒れていて学校へ行きたくない日が増えているたいちゃん。
今回のことを通してたいちゃんのどうしても、学校へ行きたくないという気持ちも大切に受け止め、学校へ行けなくなっても安心して休める環境を整えられるよう親にできることを調べていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。